昨年、先進国・途上国を含めた9カ国の若者各1,000人に対し行われた「日本財団18歳意識調査(国や社会に対する意識)」によれば、「自分を大人」、「責任ある社会の一員」と考えた日本の若者は約30~40%と、他国の3分の1から半数近くにとどまり、「将来の夢を持っている」、「国に解決したい社会課題がある」との回答も他国に比べ30%近く低い数字となっています。また、9カ国トップの約38%の日本の若者が、国の将来は「悪くなる」と答えています。
一方で「自分で国や社会を変えられると思う」という設問に肯定的だった若者のうち、8割以上が「将来の夢」を持ち、「自分の国に対し解決したい社会課題がある」と答えています。
この結果から、安心・安全な場やコミュニティの中で自己肯定感や自己有用感を見出した子どもたちが主体的に課題に取り組み自信を持っていく姿が伺えます。
そこで、今回は、どんな環境に生まれ育った子どもであっても未来をつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、学習支援や居場所の提供等、社会の変化に応じ全国でさまざまな教育活動を推進している認定NPO法人カタリバ代表の今村久美さんと、「地方公立高校」「留学経験ゼロ」「苦手科目は英語」のバックグラウンドから、全米9位のWesleyan Universityに合格し、今まさに自分の可能性にチャレンジし続けている山本つぼみさんの二人が「自分らしく生きること」「夢の実現」「学びへの意欲」などをキーワードに、トークセッションを行います。
×